食物経口負荷試験

食物アレルギーは血液検査などで正しく診断することはできません。血液検査が陽性でも必ず症状が出るとは限りません。「血液検査が陽性という理由だけで除去中・除去を指示されている」という患者さまも多いのが現状です。

当院の常勤医師は、“食物アレルギーの診療の手引き”に記載されている「正しい診断による必要最小限の原因食物の除去」を目標として食物アレルギーの管理を行っています。

当院では、3大アレルゲンである「卵」「牛乳」「小麦」の食物経口負荷試験を実施しています。

食物経口負荷試験をご希望の方は、常勤医師：佐原 真澄・髙橋 兼一郎の外来を受診してください。

食物経口負荷試験の目的とメリット

当院では以下を目的として、試験を行います。

　①食物アレルギーの確定診断（原因アレルゲンの同定）
　②耐性獲得の確認（食べれるようになったか）
　③食べられる量の確認

特に、③「食べられる量の確認」を行うことで、以下のメリットがあります。

• 原因アレルゲンが極少量でも混入しないように慎重な対応をしなければならないかどうかがわかります
• 食べられる量以下の加工食品を食べられるようになれば、食生活が豊かになります